言語聴覚士の世界

言語聴覚士というお仕事
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist/Speech Therapist ; ST)とは、「言語聴覚士法」という法令で定められている国家資格の名称です。この法律では、言語聴覚士を下記のように定義しています。

〔言語聴覚士法〕
第二条 この法律で「言語聴覚士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう。

言語聴覚士の仕事についてですが、社団法人日本言語聴覚士協会によると「言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職で、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します」とされています。

〔言語聴覚士法〕
第四十二条 言語聴覚士は、保健師助産師看護師法第三十一条第一項及び第三十二条の規定にかかわらず、診療の補助として、医師又は歯科医師の指示の下に、嚥下訓練、人工内耳の調整その他厚生労働省令で定める行為を行うことを業とすることができる。

言語聴覚士の仕事をひとことで言うと、コミュニケーションと食事に障害のある方の支援をする仕事です。言語聴覚士が対象としている分野を具体的に挙げると、失語症、運動性構音障害、音声障害、機能性構音障害、器質性構音障害、言語発達障害、吃音、嚥下障害、老人性難聴、小児聴覚障害などということになります。言語聴覚士の仕事は、医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士などの医療専門職、ケースワーカー、介護福祉士、介護支援専門員などの保健福祉についての専門職、教師、心理専門職などと連携して行っています。

言語聴覚士の資格は、かつては「臨床言語士」とか「言語治療士」や「医療言語聴覚士」とも呼ばれていた時期がありましたが、平成9年に言語療法士法が制定され(第1回試験は平成11年に実施)国家資格制度が確立しました。「理学療法士及び作業療法士法」が昭和40年の制定ですから、かなり新しい資格制度といえるでしょう。平成14年には診療報酬に「言語聴覚療法」が追加されて、施設基準も明確に定められたことで、言語聴覚士の職域も広がってきています。

 

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